高齢者が低温の部屋に暮らすと危険です!

昨2022年11月21日付けのBBC NEWS JAPANにとても興味深い記事が掲載されました。
それは「低い室温がいかに体に負担となるか」というものです。

執筆者はBBCの科学担当編集委員のジェイムズ・ギャラガー氏で、自ら被験者となってサウスウェールズ大学デミアン・ベイリー教授の元で低い室温の影響を調査しました。

室温を21℃から10℃に低下させたときの結果は驚くべきもので、以下のような影響が体に表れています。

脳血流20%低下
②認知パズル完了までの時間が75秒から95秒に増加(認知機能低下
③心拍数が55/分から65/分と2割弱増加
④呼吸数9回/分から12回/分と約3割増加
⑤平均血圧(最低血圧+脈圧/3)が99mmHgから110mmHgと約1割上昇
⑥炭水化物代謝増加
⑦深部温度は37℃で一定
⑧四肢末梢表面温度2℃低下

低い室温が体に影響するかがよくよく分かる数値が並んでいます。
私を含めた高齢者にとって、脳血流の低下や血圧の上昇、認知機能低下は脳卒中や認知症などの重大な病気を招くきっかけともなります。その意味で本当に身につまされる実験結果です。

拙著「がんを再発させない暮らし方」でも書いたように冬の室温、特に寝室を21℃程度に暖かく保つことが如何に大事なことかが分かりました。そのためには、就寝時の寝室暖房や加湿器の使用がお勧めです。

記事のリンクはこちら↓
https://www.bbc.com/japanese/features-and-analysis-63694181