年号は未来を予言する!?

2019年5月1日より年号が平成から令和に変わります。こうした節目に漢字の字源に基づき年号について考えてみました。すると、明治維新以来平成までの各年号は、不思議とその年号の続く間の世界の流れを予言しているのではないと気づきました。それぞれの年号の持つ意味を私なりに解釈してみます。 明治は、明の文字の中に「日」すなわち日本が含まれています。これは、世界の中に日本が大きく関わっていることを表します。「治」は言うまでもなく政治体制を表します。この二つの文字を合わせると、明治は幕藩体制から近代的な立憲君主政治への政治体制の変化を世界に明らかにする時代と読めます。実際、幕末までは国の代表が天皇なのか徳川幕府なのか海外からはよくわかりませんでした。他にも地方政治は各藩が相当な実権を握っており、その上に政治権力としての徳川幕府と権威の保持者たる天皇があるとの非常に複雑な政治体制だったのです。中央集権の明 […]

安く休日を楽しむ一つの方法

齢70を越えると収入と体力の両方が徐々に低下し、だんだんと出かけるのがおっくうになってきます。必然的に長い旅行や長時間の活動が制限され、目標は短時間・低予算・近場となります。今日は月曜の休診日だったので、上さんとこの条件に合うお出かけをしました。午前11時に出かけてサラリーマンで混み合う前に昼食を済ませ、その後は東京ミッドタウン日比谷で映画を見る、というスケジュールです。 昼食はそば屋のランチでそこそこの値段。映画のチケットはシニア割引で一人1100円です。年をとるといい事もあるのです。 映画が始まるまで少し時間があったので、近くの広場で写真を撮りました。造花のように見えますが、全部本物です。映画鑑賞で固まった身体をほぐすため、帰りは日比谷公園をウオーキングで抜けて本日の運動ノルマも完遂しました。

胸やけのある人にお勧めです!

私が一部を担当したムック本が発刊されました。逆流性食道炎の発病率は、1980年代までは2%程度だったのが、最近は30%を越えるとの報告もあるポピュラーな病気です。胸やけと苦みや酸味のある水が咽に上がってくるのが特徴的な症状です。この投稿を見ている人の中やお知り合いの中にも患者さんがいるかもしれません。ムックでは、治療というよりは生活習慣見直しで症状を改善するノウハウが数多く紹介されています。私はその中で「握りこぶし呼吸」を担当しました。529円と気軽に買える値段ですし、やさしく書かれているので症状のある方にはお勧めです。http://urx.blue/Abhw

脳卒中・脊髄損傷も治る時代へ

今までの医学の常識では、脊髄損傷や脳卒中が原因で起こった麻痺は一生治らないとされていました。ところが、近年こうした常識を覆す画期的な治療法が開発され、近日中に健康保険適応となります。 その治療とは、MSC間葉系幹細胞を使用した細胞製剤療法です。札幌医科大学の本望修教授が開発したこの療法は、患者さんの血液細胞の中に1万から10万個に一個割合で含まれる間葉系幹細胞を1万倍に増やし、静脈から戻します。この間葉系幹細胞は身体の組織、特に神経組織の修復力があり、それにより神経の修復再生作用が劇的に高まります。臨床試験では、回復困難といわれる脊髄損傷や脳梗塞の麻痺が劇的な回復を見せている例がぞくぞくと出ているようです。 https://news.yahoo.co.jp/feature/1267私がこの記事を読んで思ったのは、人がある治療法を心底信じたときに起きるいわゆる奇跡的治癒ないし回復です。イワシ […]

なぜ忙しいときに限ってSNSを見たくなるのだろうか?

大昔の学生の頃、なぜか期末試験の直前になると好きな小説(当時はSNSはありません)を読みたくなったものです。これは現実逃避だとは判ってはいるのですが、ちょっとだけといいつつ好きなSF小説を一冊読み切ってしまい、結果徹夜となります。このブログの読者もきっと同じような経験をお持ちでしょう。 なぜこんなことが起きるの?という疑問に対する一つの答が見つかりました。それは、世界的ベストセラーのスチーブン・ゴビィ著「7つの習慣」に書かれた時間の使い方の表です。 この表にかかれた「時間の使い方」を「人の活動」、重要と重要でない、を重要性の高低、緊急と緊急でない、を緊急性の高低と言い換えてまとめると次のようになります。 人間の活動区分 1)第一領域:重要性と緊急性のどちらも高い ・今日明日が納期の仕事 ・他人の進捗に影響を与える作業 ・クレーム対応 ・受験 ・料理 2)第二領域:重要性が高いが緊急性は低い […]

テレビの見過ぎは物忘れをひどくする

長時間テレビを見る高齢者は記憶力が低下するという論文が英国で発表されました。研究では、50歳以上の英国人男女約3600人を対象にテレビの視聴時間と単語の記憶力を6年間にわたって調査しました。その結果、テレビを一日3.5時間以上見る人は、それ以下の人と比べて記憶力が下がっていることが判りました。 なぜ記憶力が下がるか、の原因として長時間の座位が想像されますが、実際には関係ありませんでした。本当の原因は、テレビ視聴は受け身の行為で頭脳を使わなくてもすむからのようです。認知症による物忘れを減らしたければ、他人との会話やSNSでのやり取りなど双方向の活動をしましょう。

ゾフルーザに問題発生

昨年初めより広く使用されはじめたインフルエンザ薬にゾフルーザがあります。一回服用するだけで効果を示す使いやすい薬として開業医を中心に多数処方されました。この記事を読んでいる人の中にも飲んだ人がいるかもしれません。薬は発売前に臨床治験(人でのテスト)を行い、安全性と効果が確かめらられてから使われます。とはいえ、治験段階で見つからなかった頻度の少ない副作用が発売後に見つかることが多々あるのです。いささか古い例ですが、非常によく効く睡眠薬として発売されたサリドマイドでアザラシ症という手足の発育障害を持った出産が相次いだことがありました。 そこで、ゾフルーザについても亀田総合病院など一部の病院は「すぐには処方しない」との対応を取りました。そうした対応が正しかったかもしれない報告が出始めています。一つは、服用後に出血傾向が出た人があり、因果関係ははっきりしませんが死亡例もあるようです。二つめは、当初 […]

高血糖の人のおやつはナッツにしよう!

数日前の医学記事で、糖尿病の人が何を食べると心臓病やがんが少なくなるかと書かれていました。結論はナッツがよいそうです。糖尿病の患者さん1万6千人あまりを対象に米国ハーバード大学大学院で研究が行われました。それによると、週に150g程度ナッツを食べる人はほとんど食べない人と比べて、脳血管疾患の発生率が17%、心臓病が20%減少しました。また、心血管疾患の死亡率では34%、全死因死亡率は何と31%も減ったのです。 このデーターは調査開始までの罹患率は死亡率を比較したものですが、糖尿病と診断された後にナッツ類の摂取を増やしても罹患リスクが心血管疾患罹患で11%、脳血管疾患で15%減少しました。死亡率は更に改善し、脳血管疾患で25%、全死因死亡率は27%も下がりました。 実際のナッツ類の摂り方は、一週間で約150g、一日あたり25g程度を取れば十分効果が出るそうです。ナッツの種類は、ピーナッツ以外 […]

医療情報の重要性

本日(3月5日)の朝7時45分からのNHK BSプレミアム「がんを生きる」で前立腺がんになった医師が取り上げられていました。この方はしばらく経過を見た後、ダヴィンチ手術で前立腺を全摘しました。その後前立腺がんの再発はないのですが、しばしば術後に起きる尿漏れの後遺症に悩まされています。ところが、番組でも取り上げられていましたが超音波による温熱療法を受ければこうした後遺症や手術の痛みも極小で治療ができたのです。 この治療を実施している代表的施設は、東海大学付属八王子病院の泌尿器科。自費診療で90万円ほどかかりますが、手術時間は30分ほどで尿漏れや勃起不全などの後遺症もほとんどありません。 気になる治療後の成績ですが、全摘術に遜色がないと言われています。もちろん、周辺に大きく浸潤しているような症例ではできないなど、限界はありますが、私が前立腺がんになったら絶対にこちらの方法を選びます。しかし、も […]

ひな人形の飾り方

今日は3月3日のひな祭りで、嫁入り前の娘のいる当家でもひな人形を飾っています。人形の飾り方で、左右どちらが男雛でどちらが女雛なのかの決まりがをあることを知らず、上さんから「そんなことも知らないの」とここぞとばかりに言われました。実は、京都以外は向かって左が男雛、右が女雛だそうです。なぜ、京都以外がそのような並び方になったかというと、大正天皇の即位礼のときに西洋式に向かって左が男性、右が女性にしたことがはじまりだそうです。 古来、我が国では左側が上座、右側が下座が決まりです。ですから、大正天皇即位礼までは向かって右が天皇陛下、左が皇后陛下でした。そうした伝統を京都はしっかり守っているのですね。