誠快醫院のサプリメントへの基本的姿勢

 薬局やコンビニエンスストアなどで多種類のサプリメントが販売されています。何となく健康に不安を感じている皆さんは、こうしたサプリメントに関する記事などの断片的な情報を基にあまり確信なく摂取しているのが実情かと思います。 せっかく費用をかけてサプリメントを摂取するならば、かけた費用に見合った効果を得られなければ意味がありません。そのためには、それぞれのサプリメントの持っている本質的な意義をしっかり理解納得し、その上で必要性の高い人に摂取して頂きたいのです。

 サプリメント摂取の意義を理解するためには、栄養学や生理学、生化学などの基礎医学的知識に加えサプリメントの製造法や有効成分、賦形剤(飲みやすくするために加える成分)に対する情報など多方面にわたる知識が要求されます。こうした幅広い知識を一般の方が持つのはかなり困難と思われます。そこで、当院では20年以上の医療と30年以上のサプリメント研究を基に皆様のサプリメント選定のアドバイザーを務めたいと願っています。

 また、現在厚生労働省が行っている医療行政ではサプリメントの持つ治療的な側面をメーカーが公表することは原則的に禁止されています。資本力のある大メーカーが特定保健用食品(特保)として高脂血症や高血圧に対しての効能をうたえるものもあります。しかし、販売数量が少ないものや悪性腫瘍など生命にかかわるもの、抗(好)加齢など長期にわたる観察を要するものなどは効果を訴えることができません。

 私は、医師になる以前のサプリメント研究と医学部での薬学の学習を通じ、本物のサプリメントには食品と医薬品の中間的存在としての独自の機能があると確信しました。そこで、当院では正しく的確な情報を皆さんに提供すべくサプリメント外来を実施しています。

誠快醫院のサプリメント選定基準

 私が2010年3月に主婦の友社より発刊した「がんを再発させない生活術」(クリックでAmazonの中味検索がご覧いただけます)の「飲食」の章でも書いたように、摂取する価値のあるサプリメントを選定するにはエビデンス(医学的根拠)が必要です。その基準を箇条書きすると、

  1. 人あるいは人に近い動物(犬や猫などのペット)の自然発生疾患で効果が確認されている。
  2. 効果が生理学や生化学などの基礎医学で説明できる
  3. 長期にわたる経験で効果が確認されている(漢方薬など)。
  4. 妥当な価格をつけている。
  5. 使用して体調がよくなる

 当院では、こうした条件を満たしたもののみを患者さんにお勧めしています。このうち私が考える最も重要な条件は、5番目の「使用して体調がよくなるかどうか」です。これは、操体原理に基づく当院の基本姿勢「気持ちよかったは 体によい」に一番沿った条件だからです。また、基準を満たす複数の製品があるものについては、そのうち最も優れたものを選定するようにしています。従って、今現在患者さんにお勧めしているものでも更に優れた製品が見つかれば躊躇なくそちらの製品に切り替えます。医療・健康食品業界で時々聞かれる特定業者とタイアップした姿勢を取ることだけにはならないよう心がけています。

当院採用サプリメントの概要

 サプリメントは基本的に不足している栄養素を補うものと、薬剤がカバーしない治療的な効果を期待するものの二つがあります。その点から、当院採用のサプリメントをその機能から分類すると次のようになります。

  1. 癌やウイルスに対する免疫(細胞性免疫)を補助したり刺激するもの。
    主にキノコ系のサプリメントが上げられます。具体的には、韓国で医薬品扱いのメシマ、肝臓癌でのエビデンスがあるAHCC、AHCCを改良したオリザロース、群馬大学医学部での臨床試験で効果のある症例が発表されている梅肉エキス抽出物ミサトールなどです。
    ただ、こうしたサプリメントを単独で使用しても効果は限定的であり、また摂取するタイミングや摂取量、摂取方法などでも効果が変わってきます。最も効果を上げる摂取法は個々に異なりますので、具体的な指導をご希望のときは来院をご検討下さい。
  2. 細菌に対する免疫(液性免疫)を補助・刺激するもの。
    腸内細菌や口腔内の細菌叢を改善するものがこうした機能を持っています。具体的には大正時代からある乳酸菌エキスラクティス、医薬品としてのフェロベリンなどが上げられます。
  3. 抗酸化サプリメント
    活性酸素を消去する抗酸化作用があると謳っているサプリメントにはビタミンA・C・E、コエンザイムQ10、カテキン、セサミンなど多数あります。こうした抗酸化物質の中で当院では赤ワインに含まれるワインポリフェノールであるプロアントシアニジンを水溶性抗酸化サプリメントとして推薦しています。理由は、4種類ある活性酸素のすべてを中和消去すること、分子量が大きく消去できる活性酸素量が多いこと、細胞膜の表面で働くので少量でも効果を上げること、活性酸素の結びついたあとの物質の害作用がないこと、などです。この物質を含有したサプリメント「さび止めP業務用」は医療機関専用品として機能性と保存性に優れたものとして推薦できます。
    この他に油に溶ける抗酸化サプリメントとして臨床データーのある植物色素含有サプリメント「アゼリアル業務用」があります。これは、アントシアニン、ゼアキサンチン、リコピン、アスタキサンチン、リコピンを含有したもので、白内障や眼精疲労を防ぎ眼の健康維持に有効です。
  4. 不足している栄養素を補充するもの。
    普通の食生活をしていてどうしても不足するカルシウムビタミンCマグネシウム安価に効率よく摂取するためのサプリメントがあります。
    カルシウムについては医薬品のアスパラCaや多数の補助食品がありますが、大部分がアルカリ性で胃酸を中和してしまい胃を荒らす懸念があります。当院で現在採用しているドクターユニカル(クリックで関連ページにリンクします)は吸収率が高いことのみならず、空腹時摂取でも胃を荒らさない酸性のものです。
    ビタミンCは、 東邦大学生化学教室の研究で普通の食事をしている人の1日摂取量が130mgに対し、健康維持には最低でも400mg必要とされています。
    ところが、ハイシーなどの普通のビタミンCのサプリメント摂取では接種後2時間をピークとして急激に血中濃度が減少します。
    プロビタCグラフ
    当院が推薦している新型ビタミンCサプリメントのプロビタC(クリックで関連ページにリンクします)は、消化酵素により変化してビタミンCとなるもので血中濃度が8〜12時間安定的に保たれます。
    ビタミンC不足は、がんと関係する免疫低下や皮膚のしみ(肝斑)の原因となるうえに、コラーゲン合成不良を通して骨や関節障害による腰痛・膝関節痛、皮膚の弾力低下(=しわの発生)の原因となります。数字だけでなく、本当に効果のあるビタミンC摂取は、加齢性の整形外科治療グッドエイジング発がん予防のためには必須の条件といえます。
    マグネシウムに関しては、豆腐や納豆などの大豆製品を日常的に取っている方は不足しないと思われますが、そうでない人には吸収がよく安価なアミノ酸結合型サプリメントを扱っています。

サプリメント外来で相談を受け付けています。

 当院では、上に上げたように開業以来サプリメントを積極的に治療に取り入れ患者さんにお勧めしています。その理由は大部分の医薬品は症状を取るためのもの(対症療法薬)なので、体質改善には効果があまり期待できないからなのです。しかし、サプリメントの機能について一部しか広告ができないために世の中にはムード的な情報しか流れず、本当に必要なサプリメントは何か、摂取量や摂取タイミングなどその最適な採り方はどうすればよいのか、の情報がありません。私は医師という立場を生かして、真に患者さんにとって効果があり有益なサプリメント情報を提供しようと思っています。
 こうした私の考え方に賛同いただき、サプリメントの選定や使い方について相談を希望される方は気軽にご来院ください。相談料は生活習慣相談料と同じ料金となっておりますので、診療案内をクリックして下さい。
また、診療は必要ないがサプリメントだけ飲みたい方には、希望品目のみをお送りすることもできます
この場合は、初診料などの診察料はかからずサプリメント代と送料だけで済みますが、カルテを作らないので医療相談には乗れず医療費控除にも該当しないことをご了承ください。