本年(2017年)1月に当院患者さんからの依頼で某大学病院初診に同行する機会がありました。
その方は以前腰痛で当院を受診しすっかりよくなっていたのですが、職場の健診で肺がんが見つかり大学病院を紹介されたのです。
「親戚の者です」と、かかりつけ医であることを告げず脇で問診を聞きました。
担当医は「手術不能の肺がんです。手術が困難なので抗がん剤治療しか治療法はありません。よろしいですね。それでは検査と入院のスケジュールを調整しましょう」と将来の見通しや本人の意向を確かめる相談抜きの説明です。
まるで「結果の良し悪しはともかく標準治療を受けるのが当然。それ以外はありえない」という雰囲気でした。いったんがんの診断を受けると、こうして患者さんはベルトコンベアーに乗せられたように自動的に治療内容が決まってゆきます。
その治療の効果の見通しや副作用、ほかの治療の可能性などの詳しい説明はおそらく入院してからなされるのでしょう。
患者さんの病気への理解と治療法の選択を優先しましょう、というインフォームドコンセントという言葉がありますが、実際には標準治療を受けるか受けないかの二者択一です。
しかも、受けるのが当たり前、当然との主治医の勢いに逆らって「受けません」と治療を断ることはほとんど不可能でしょう。
少数の人が主治医に説明に納得せず、勇気を振り絞ってセカンドオピニオンを求めて他の病院のセカンドオピニオン外来を受診します。
残念ながら、その病院の診療決定の基本方針は健康保険枠内の標準治療なので、ほぼ同じ治療方針しか示されません。
結局「自分の病気のことは自分が決める」という自主性と勇気を持つごくわずかな人を除き、あれよあれよという間に病院主導の治療が進行してゆくのです。
初期の乳がんなど治療成績のよいがんの場合はそれでもよいのですが、膵臓がんや肺がんなど成績の厳しいがんでは患者さんの不安は計り知れません。
人生には3つの坂がある。それは上り坂、下り坂、まさか、の3つだという格言?がありますが、晴天の霹靂でがんを告げられた患者さんにとっては、まさしく「まさか」の状態に放り込まれるのです。

このようにピンチなときに、標準治療以外のがん専門知識を持つ第三者に相談できたら安心だと思いませんか?
そんながん患者さんの想いを受け止めるのが誠快醫院の役割です。
院長の鹿島田 忠史は建築から医療に転進した直後に恩師橋本敬三医師とめぐり逢いました。
橋本先生の医療/健康思想「操体原理」では、患者さんの主観的な気持ちよさを何よりも大事にします。
がんの標準治療を含めた近代西洋医学は、科学的・客観的ではありますが患者さんの希望や不安、肉体的苦痛といった主観的要素の優先順位は高くありません。
そうした中で誠快醫院は「気持よかったは 体によい」の操体原理にのっとって、患者さんによりそい、不安を解消し希望を生かすコンサルタントの存在でありたいと願っています。

命にかかわるがんという重大な病気を告知された患者さんは、非常に不安になります。
そして多くの場合、自分の病気についての標準的な治療法、免疫チェックポイント阻害剤や分子標的薬など最先端の治療法、治療に伴う副作用、先行きの見通しなどの情報をインターネットで調べます。
すると、学会や大病院など信頼性のおけそうな発信源からの情報やマスコミや学会から発信される最新治療法、がんへの免疫を高めると称するサプリメント、劇的改善をした人からの体験談など種々雑多な情報が入手できます。

しかし、今まで他人事だと思っていたがんという病気に直面し混乱し、あせっている精神状態で、どの情報が信頼できどの治療を受けるべきかは決める心の余裕は普通ないでしょう。
結果として、たまたま受診した病院の方針に従って標準治療を受けることとなります。
繰り返しとなりますが、治療結果が高いがんの場合はそれで問題ありません。
しかし、治療成績が低いがんにかかったり、積極的に再発予防に取り組みたい人にとっても標準的治療以外の方法が提供されることはありません。
そうなる理由には、厳格に運用されている我が国の健康保険制度があります。
誰でも、どこでも、いつでも受診できる日本の健康保険は世界一と言われるほど優れた制度です。
ただ、利益追求の高額治療が野放しになるのを防ぐため、保険診療と自由診療を同一箇所でおこなう「混合診療」が禁止されています。
ですから保険医療を行う病院や医院は健康保険が認めている標準治療をおこなうしかないのです。

そうした状況の中で患者さんが標準治療に疑問や不安を感じたとき、相談に乗ってくれる医療者はほとんどいません。先ほども述べたように 大病院などに併設されているセカンドオピニオン外来でも、健康保険の範囲の標準治療を前提としていますので、多少のバリエーションはあっても結局標準治療を受けましょう!の結論しか得られません。
結局、標準治療と統合医療などそれ以外の治療法を自由な立場で比較検討し、患者さんが本音で納得した治療法を選択するには保険診療に縛られない医療機関を受診するしかないのです 。
誠快醫院は、まさにそうした医療機関であり、保険診療はいっさい行っていません。
すべて自費となるのは心苦しいのですが、制度上の制約ですのでご理解ご協力をお願いいたします。

以下に患者さんの代表的なケースごとの当院対応方針と概略の治療費をご説明します。

いずれの場合でも、当院では真に患者さんの相談に乗るガイド役を務めたいと思っています。
誠快醫院を一緒にがんに立ち向かうカウンセラーとしてご利用くださることを切に願っています。

1.がんが発見され、これから治療を開始する予定ないし治療途中の患者さん

患者さんの中には高い自主性があってご自分で調べたり、セカンドオピニオンを聞きに行かれる人もあるとは思いますが、極めてまれです。
さきほども書いたように、ほとんどの場合ほぼ自動的に治療方針が決定されて標準治療が始まり(すでに始まってい)ます。 この段階では病院の治療を受ける以外に何もできることがないと思われるでしょう。

今まで当院で扱った患者さんで、主治医にびっくりされるようないわゆる「奇跡的改善」を遂げた方が何人もおられます。 こうした方に共通しているのは、当院のがん免疫療法をはじめる前に何らかの一般的がん治療を受けていることです。
理想論としては手術も抗がん剤・放射線も使わずにがんが治せればよいのですが、現実には自然療法のみでがんが縮小に向かう確率は非常に低いようです。
ですから、「手術も抗がん剤もせずにがんを治す」のは現実的ではないといえます。

その理由を私なりに推定してみると、もともと正常細胞から変化したがん細胞は正常細胞との差が小さく、そのままでは免疫が余程敏感でないとがん細胞をがんとして認識できません。
また免疫が敏感ならば、がんが顕在化する前の小さいうちに処理されてしまいそもそもがんにはなりません。
ここで抗がん剤を過剰にならない程度に使うと免疫細胞のダメージが決定的にならずにがんのDNAを傷つけて認識しやすくなります。
この理論を裏付けるように近年抗がん剤の少量投与による生存率の改善が「がんの休眠療法」や「がんのネコの目療法」と呼ばれて報告されはじめています。

ですから、私はある程度進行したがんについては手術と一定期間の抗がん剤などの一般的治療と当院がお勧めするがん免疫療法の併用が最も効果を上げると思っています。
抗がん剤や手術を受ける1ヶ月くらい前から生活習慣改善やサプリメントで免疫をアップしておくと、こうした治療の効果が上がったり、副作用をかなり減らすことが可能なのです。
統合医療に取り組んでいる医師の学会で患者さんの副作用の程度を聞くと、おおむね1/3~1/4に減るとの感想が聞かれます。
免疫を高める生活習慣改善は拙著「がんを再発させない生活術」をお読みいただき、免疫力を高めるサプリメント処方についてのご相談は当院までご連絡下さい。
他にも九州大学生体防衛医学研究所で研究されたがん幹細胞抑制に画期的な効果が期待できる薬剤セロシオン(クリックで参考サイトに飛びます)や医療機関専用のサプリメントなども取り扱っています。

他に抗がん剤投与を受けるとき、その効果を劇的に高める食事法+薬剤があります。
それは、治療前日の午後から食事量をかなり減らし、抗がん剤投与直後から甘い果物やご飯などの糖質を積極的に摂る方法です。
がん細胞は正常細胞と違って、ブドウ糖を非常に多く取り込み盛んに分裂していきます。
したがって、普段は糖質を控えめにしてがん細胞にまわるエサを減らすような「糖質制限食」がお勧めです。
ところが抗がん剤を投与しているときは、がん細胞がブドウ糖を貪欲に取り込みむこの性質を逆手に取り効果を上げられるのです。
抗がん剤投与の直後から甘い果物やご飯などの糖質を積極的に摂ると血中のブドウ糖濃度が急上昇し、前日飢餓状態に置かれていたがん細胞がブドウ糖をどんどん取り込みます。
そのときに血液中に存在する抗がん剤もブドウ糖と一緒に大量にがん細胞に取り込まれ、抗がん剤の効果が増幅されるのです。
この食事療法を行うとき、ダオニールなどのインシュリン分泌を促進する薬剤を併用するとさらに効果が高まると考えられます。
この現象を応用して積極的に治療を行っている病院が大阪にあります。
しかし、一般病院でこの方式を正式に取り入れている所はありません。
幸いなことに、普通は抗がん剤投与中の食事制限はありませんので、誰でもこのやり方は取り入れられます。

ひょっとしてこれから治療が始まるといった段階でこの文章をご覧になっている方には、自費診療ではありますが劇的な効果が期待できる治療が有ります。
例えば、がんだけに集中して効く特殊な抗がん剤や粒子線治療、多方向から放射線を当てて副作用を劇的に減らせる放射線治療施設なども存在します。
誠快醫院ではこうした治療を受けられる医療機関の紹介や適応条件、費用、期待できる効果などの情報も提供可能です。
標準治療に疑問を持ったり、標準治療以外の情報を入手したいときには、当院では相談だけでも受け付けていますので、お気軽にお問い合わせください。 なお、相談料所要時間にかかわらず2万円です。
ちなみに、有名な近藤誠先生や国立がんセンター病院、がん研究会付属有明病院のセカンドオピニオン外来の費用は、おおむね30分3万円とのことです。

2.再発予防を重視(がんが完全に取れた治療後の患者さん向け)

初期であれ、進行がんであれがんが発見されると原則的に手術となります。
その後は抗がん剤や効果が期待できる場合には放射線照射がおこなわれます。 しかし、こうした治療の完了後に主治医から再発予防について積極的な治療や生活習慣改善を指示・提案されることはほとんどありません。
例えば、拙著「がんを再発させない生活術」でも紹介したように、患者さんが担当医に「先生、治療が終わってから日常生活で何か気をつけることはありませんか」と尋ねても、答は「無理をしない範囲で生活して下さい」しかありません。
それは、臨床医学の教科書にこうした積極的再発予防法に関する記述がなく、主治医が指導したくても情報がないからなのです。
とは言っても、もしもがんが再発したら治癒率は大幅に減少するのが常識であり、患者さんにしてみれば再発の不安をかかえながらどうすればよいか分からずに日々を過ごすこととなります。
当院ではこうした方々に向けて、再発予防目的でのがん免疫療法をお勧めしています。

がん免疫療法の二つの柱
 まず最も重要で基本的な項目は、生活習慣や生活環境の見直しです。
がんを含め生活習慣病と呼ばれる一群の疾患は、その名の通り誤った生活習慣や生活環境から起こってきます。
もちろん生来頑健で少々の無理をしても病気にならない人もいますが、こうした人でも極端な過労で免疫力が低下したときはがんを含めて何らかの病気になりがちです。
感染症など外からの要因でなる病気と異なり、がんはがんの起こりやすい体内環境に適応して自分自身の細胞が変身して発生するものです。
そのようにがんの起こりやすい体内環境(=がん体質を作り出しているのは誤った生活習慣や生活環境なのです。 冷たく聞こえるかもしれませんが、がんを作り出したのはあなたが今まで積み重ねてきた生活習慣・生活環境なのです。
言い換えれば、原因となった免疫を落とすような生活習慣・生活環境を改めれば根本的な解決が得られがんから解放されるのです。

具体的な改善項目は、呼吸、飲食、運動、ストレス管理、生活環境の5項目です。
これらの5項目を恩師橋本敬三先生の操体原理「気持ちよかったは 身体によい」のにのっとって見直せば再発しずらい方向に体質改善をすることができます。
適度に援助や鍛錬をする気持ちよい生活を続けると徐々に体質改善が進み、1年半~2年後には抵抗力がついて病気になりにくい、すなわちがんが再発しずらい体となってゆくのです。
当院開業以来の生活習慣・生活環境の改善についてのノウハウをまとめた「がんを再発させない生活術」を2015年7月に主婦の友社より発刊しました。
とりあえず生活習慣・生活環境改善から始めようと思った方はこの本を読んでいただき、正しい呼吸法や体の歪み取りのセルフSPATなどをまず実行して下さい。
その上で、本を読んだだけではわからないこと、書けないことまで踏み込んだ個別の生活習慣・生活環境改善指導をご希望の方は誠快醫院受診をご検討下さい。

第2の柱はサプリメントと薬剤による免疫強化です
がんの再発予防の主役は、あくまで生活習慣・生活環境改善による体質改善ですが、こうした体質改善には2年程度の時間がかかります。
体質改善が進み免疫がしっかりするまでの期間はサプリメントや副作用のない一部の薬剤で外から免疫をサポートし、時間を稼ぐ必要があります。
免疫強化のサプリメントや薬剤で信頼できるエビデンス(医学的根拠)を持つものはそれ程多くありません。
そうし他条件を満たしたものの中から、免疫学の基礎理論にのっとって細胞性免疫、液性免疫の両面から免疫を活性化するものを選んで提供しています。
例えば、フラクトオリゴ糖(善玉菌ビフィズス菌のエサ)やメシマ(最強の抗がんきのこメシマコブのサプリメント=韓国では医薬品)、オリザロース(AHCCの開発者が新たに作成した妥当な価格のサプリ)、プロビタC(消化酵素で分解して活性化する特殊ビタミンC)、ミサトール(梅肉エキス精製物)などです。
サプリメントの他にも非常に安価な糖尿病薬メトホルミン(クリックで参考サイトに飛びます)にがん抑制効果が見つかっています。
本来は糖尿病の患者さん以外には処方できないのですが、当院は保険外の自費診療なので患者さん同意の元にお飲み頂けます。

なお、治療費は1ヶ月あたりサプリメント代が42,000円~86000円程度、診察料(再診料2000円・生活習慣指導料5000円・処方料3500円/月)が10,500円となります。
サプリメントは二年目以降徐々に減量し、5年後には服用も中止可能です。
そして経済的な困難をかかえている方には、生活習慣改善のみの相談(料金:再診料+生活習慣指導料で7,000円/回+税)にも対応しておりますので、遠慮なくおっしゃって下さい。

3.治療困難や再発したがんの場合

膵臓がんや肺がん、胆管がん、Ⅳ期の進行がんなど治療成績が厳しいがんの場合、しばしば抗がん剤以外に治療法がないと告げられます。
誠快醫院を過去に受診した患者さんの中には、こうした厳しい状況でも劇的な治癒や長期生存を実現している患者さんがおられます。
例えば、標準治療終了後8年目に肺に再発転移した乳がんの患者さんが、免疫細胞の一種ナイーブT細胞療法で転移巣が消失したことがありました。
もう一つ例を上げれば、精巣癌で長期の抗がん剤治療を受けたのにがんが副腎に転移した状態で来院された患者さんがいました。
その方は当院のお勧めするがん免疫強化療法でがんが完全に消失し、治療終了14年後の現在も元気に仕事をされています。

このように劇的改善を示した患者さんに共通するのは、ケリー・ターナー博士の著書「がんが自然に治る生き方」でもいわれている「病気を人まかせにせず、自分で調べて本当に信じられる治療方針を決める」ことです。
それに加え「言われたから仕方がなしにやる」ではなく、自分の病気は自分の努力で治す!の決意の元に真剣に生活習慣・生活環境改善に取り組まれておられました。

近年がん治療は、分子標的薬や免疫チェックポイント阻害剤、重粒子線治療、ナノナイフ、遺伝子解析、がんワクチン療法など治療の選択肢が飛躍的に増加しています。
では臨床の現場でこうした治療法を積極的に勧めてもらえるか?というとそうではありません。
こうした最先端医療の多くは保険適応外だったり、治療できる施設が限られおり患者さんが積極的にアプローチしないと治療を受けることができません
さらに最先端治療といえども限界があり、その有効率はおおむね20%〜30%程度と言われています。

開院以来積極的にがん治療に取り組んでいる当院には、治癒~長期生存症例を含めた経験とがん治療全般に関する豊富な知識が集積しています。
それ以外にも患者さんご自身が調べて関心を持った治療法についても、医療機関の立場を生かして(実は標準治療以外の治療法やサプリメントの効果については薬事法の関係から一般の人には伝えられません。医療機関からの問合せならば回答が可能です)専門的なリサーチが可能です。

医療の根源的な役割は、患者さんに安心と希望の二つを与えることだと信じています。
絶望の淵に沈んでいる患者さんでもまだできることがあるかもしれません。
もしまだ希望を捨てずに当院院長のアドバイスを聞きたいと思われましたら、相談だけでも気軽にいらしてください。ご連絡をお待ちしています。

最後に大切な一言を付け加えます。人間には自分の体の故障(怪我や病気)を治す治癒力があります
もし、それがなければ簡単な病気の風邪やちょっとして怪我も治りません。
医療にできるのは、がんを含めた体の故障を治りやすくする環境作りだけなのです。
どうかご自分の治癒力の存在を信じて、病気と取り組んでください。